広島県では、「ひろしま給食推進プロジェクト」の一環としてプロの料理人や、県主催のひろしま料理人コンクールで優秀な成績をおさめた料理人の方々を派遣し、子どもたちが食べ物についての正しい知識を学び、望ましい食習慣を身に付けられることを目指し出前講座を行っています。
今年度は以下の3校にお伺いました。
〇広島県立沼南高等学校(9月29日)
〇広島市立阿戸中学校(10月10日)
〇尾道市立栗原北小学校(10月27日)
沼南高等学校ではフレンチレストラン「ル・ミロワール」(福山市)の中山孝雄オーナーシェフが講師としてお越しくださり、家政科1年生の17名の生徒さんが参加しました。
当日は、
「高根島グリーンレモンに詰めたホタテ貝柱のカクテル」
「地鶏のフリカッセ ズッキーニと赤ビーツを添えて」
という2品を作りました。
中山シェフの丸鶏のさばき方の実演を興味深く見学し、その後、生徒たちも切り分けた鶏肉を使って実際に調理に挑戦しました。みんなとても熱心に取り組む姿が印象的でした。
(丸鶏をさばく中山シェフ)
(実習風景)
(試食風景)
家政科では、「家庭総合」や「フードデザイン」の授業において、多くの生徒さんが全国高等学校家庭科食物調理技術検定を受検予定とのことでした。
将来食に関する仕事に就きたいと考えている生徒さんもいらっしゃるということで、出前講座をきっかけに本格的な料理の専門的な知識や技術を身につけていただき、検定合格や進路決定の一助になることを期待します。
(広島市立阿戸中学校)
阿戸中学校では、「牡蠣船かなわ」(広島市)から戸田総料理長と第10回ひろしま和食料理人コンクールの成績優秀者・中島洋介氏に講師をお願いし、1年生13名が参加しました。
当日の献立は、
「鯵のフライ」
「だし巻き卵」
「ピーマンの素揚げ」
さらに、食材を無駄にしない工夫として、鯵のあらを使った「あら汁」も作ってくださいました。
戸田総料理長からは、「おいしい出汁を作るには、良い水がとても大切です。広島県の水は軟水なので、出汁を取るのにぴったりなんですよ」とお話しいただきました。さらに、「海外では硬水の地域が多く日本と同じ材料を使ってもおいしい出汁が取りにくいことがあります。また、国内でも関東地方は椎茸やいりこを使い、関西地方は鰹や昆布の出汁をよく使います。これは、その土地の水の性質が違うからなんです。」と教えてくださいました。
このお話を聞いたあと、みんなで「あら汁」の出汁の試飲を行いました。
普段、出汁だけを飲むことがない生徒にとって、とても貴重な体験となりました。
戸田総料理長の「鯵の三枚おろし」の実演を見学して、生徒たちも自分で挑戦。
初めての手つきに緊張しつつ、わいわいとにぎやかな声が広がりました。
(三枚おろしの実演・挑戦)
(鯵フライの実演)
(試食風景)
実習を終えた生徒さんからは
「だし巻き卵がフワフワで美味しかった!」
「出汁の香りがすごくてびっくりした」
「三枚おろしは難しかったけど、また挑戦したい」
といったコメントが寄せられました。
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