![](https://hiroshima-shokudo.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/a4bc8fddbd678832990ae92983ae0d7f-1024x768.jpg)
牡蠣=冬というイメージが定着している日本。
その最たる理由は牡蠣の多くが夏に産卵をするために身が痩せてしまい,味そのものが落ちてしまうから。また殻付きの生牡蠣の出荷時期も10月から3月と決まっており,そもそも美味しい牡蠣が年間を通して流通していませんでした。
ところが広島県立総合技術研究所水産海洋技術センターで開発された夏に産卵しない牡蠣「かき小町」が登場し,夏場も牡蠣の出荷が可能になりました。
時期的なものだけでなく,この「かき小町」は大きさもこれまでのサイズの1.5倍。
中国等のアジア圏では,大きさ=おもてなしの心,ということでより大きな牡蠣を求められることがあります。また世界では,1年を通して牡蠣が出回っているため,「サイズ」と「出荷時期」の2つをクリアすることで,今後の海外展開が期待されています。
製造は1日300個,月に7,000個,年間でも70,000個とまだ限りはありますが,一人でも多くのファンを増やしながら,「かき小町」が日本全国,世界各国で愛されるブランドになるようプロモーションしていきたいと思います。
RECOMMEND
-
- 広島食の歴史
【連載】「広島食の歴史」VOL.1 きっかけ
岐阜大学加藤厚海(かとうあつみ)教授に,広島の料理人の方々へのヒアリングなどを通じて,広島の食の歴史や文化について…
2021.03.26
-
- 広島の酒
- 広島の酒コラム
- 日本酒の作りかた
銘醸地には良い酒米がある。広島県産の酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)を知る。
食米とは違う、酒米(酒造好適米)とは日本酒は米を原料につくられます。米といえばコシヒカリなどが有名ですが、それらは食用…
2020.10.01
-
- 広島の料理店
- 広島食道
辻田 英樹(ミル)
辻田英樹(ミルオーナーシェフ)1996年から1997年にかけてオーストラリアへ渡り,その際のレストラ…
2021.03.26
-
- お知らせ
- 広島の酒
広島県産日本酒のフランスでのブランド化の取り組みについて
海外展開のための官民一体組織広島県では、県内の酒蔵のうち、趣旨に賛同する7社とともに、フランスを最重要マーケットとした…
2020.04.02