牡蠣=冬というイメージが定着している日本。
その最たる理由は牡蠣の多くが夏に産卵をするために身が痩せてしまい,味そのものが落ちてしまうから。また殻付きの生牡蠣の出荷時期も10月から3月と決まっており,そもそも美味しい牡蠣が年間を通して流通していませんでした。
ところが広島県立総合技術研究所水産海洋技術センターで開発された夏に産卵しない牡蠣「かき小町」が登場し,夏場も牡蠣の出荷が可能になりました。
時期的なものだけでなく,この「かき小町」は大きさもこれまでのサイズの1.5倍。
中国等のアジア圏では,大きさ=おもてなしの心,ということでより大きな牡蠣を求められることがあります。また世界では,1年を通して牡蠣が出回っているため,「サイズ」と「出荷時期」の2つをクリアすることで,今後の海外展開が期待されています。
製造は1日300個,月に7,000個,年間でも70,000個とまだ限りはありますが,一人でも多くのファンを増やしながら,「かき小町」が日本全国,世界各国で愛されるブランドになるようプロモーションしていきたいと思います。
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