
牡蠣の成長を陰ながら支えているホタテ。
毎年夏に孵化した牡蠣の赤ちゃんは,2週間ほど海中を漂い,海中の岩などに付着するのですが,その岩の代わりに赤ちゃんをキャッチしてくれるのがホタテの殻。ここに付着した牡蠣の幼生を丁寧に育てていきます。
ある程度育った段階で,干潟に移し,潮の満ち引きで海水に浸かる時間を減らしていきながら,牡蠣に抵抗力をつけていきます。そして次は牡蠣のついたホタテの殻を1つ1つ新しい針金に移して「垂下連」を作っていきます。
1つの垂下連に平均40枚のホタテの殻,1つの筏(いかだ)におよそ700本の垂下連が吊るされるため,これだけで約28,000枚のホタテの殻が使われています。
垂下連が吊るされてから約1年間,牡蠣は海の中で成長し,収穫を経て私たちの食卓へと届きます。牡蠣とホタテの親密な関係。海外の人気が高く,売上高も圧倒的なホタテとともに,ひろしま牡蠣も世界の人に愛される食べ物になってほしいです。
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