牡蠣の成長を陰ながら支えているホタテ。
毎年夏に孵化した牡蠣の赤ちゃんは,2週間ほど海中を漂い,海中の岩などに付着するのですが,その岩の代わりに赤ちゃんをキャッチしてくれるのがホタテの殻。ここに付着した牡蠣の幼生を丁寧に育てていきます。

ある程度育った段階で,干潟に移し,潮の満ち引きで海水に浸かる時間を減らしていきながら,牡蠣に抵抗力をつけていきます。そして次は牡蠣のついたホタテの殻を1つ1つ新しい針金に移して「垂下連」を作っていきます。

1つの垂下連に平均40枚のホタテの殻,1つの筏(いかだ)におよそ700本の垂下連が吊るされるため,これだけで約28,000枚のホタテの殻が使われています。
垂下連が吊るされてから約1年間,牡蠣は海の中で成長し,収穫を経て私たちの食卓へと届きます。牡蠣とホタテの親密な関係。海外の人気が高く,売上高も圧倒的なホタテとともに,ひろしま牡蠣も世界の人に愛される食べ物になってほしいです。
RECOMMEND
-
- お知らせ
- 牡蠣
「広島牡蠣道」が公開されました!
広島のかきに関する情報を発信するためのホームページ「広島牡蠣道」が公開されました。広島かきの特徴や,安全性,調理法につ…
2021.03.29
-
- お知らせ
- 広島の酒
ワインソムリエに選ばれる「Kura Master2020」にて三宅本店「千福 純米大吟醸 蔵」が審査員賞を受賞しました。
11月4日(水)11時(日本時間4日19時〜)KuraMaster2020のオンライン授賞式が行われました。「プレ…
2020.11.10
-
- 初めての日本酒
- 広島の酒
- 広島の酒コラム
日本酒の香りと味の4タイプとその特性と相性の良い料理
日本酒とひと口に言っても、ビギナーには「どのような味や香りの違いがあるのか、分からない」という疑問もあるでしょう。そこで…
2020.07.16
-
- お知らせ
- 広島食道
広島県立油木高校×ホテル広島ガーデンパレスのコラボレーション弁当が登場
料理人コンクール実行委員会(事務局:広島県商工労働局観光課内)が主催した第6回料理人コンクールの成績優秀者(渡辺歩さん)…
2021.12.01