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フランス「Kura Master」で「牡蠣」と「日本酒」の魅力を発信!

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[投稿日]2025年06月23日 / [最終更新日]2025/06/24

Kura Master2025写真

2025年5月26日、広島県の湯﨑英彦知事は「美食の国」フランスを訪れ、広島を代表する特産品である「牡蠣」と「日本酒」をフランス国内で開催された「Kura Master」のマスタークラス(勉強会)で紹介しました。

 

Kura Master2025 写真

Kura Masterは2017年に始まった、日本酒のためのフランス独自のコンクールです。フランスのソムリエやレストラン関係者、ホテル業界のプロフェッショナルを中心に審査が行われ、日本酒の魅力をフランス市場に広める役割を果たしています。審査会だけでなく、日本酒や食とのペアリング体験を通じて、日本酒の理解を深める機会も提供しています。

 

Kura Master2025 写真

今回、Kura Masterでは「牡蠣を含む魚介類と日本酒のペアリング」をテーマにしたマスタークラス(勉強会)が開催されました。広島県は牡蠣と日本酒の海外市場拡大を目指しており、湯﨑知事はこのイベントで広島県産品の魅力について講演を行いました。

講演では、日本酒の長い歴史、広島が吟醸酒発祥の地であること、そして広島の牡蠣が火を通しても縮みにくいという特性について触れました。また、広島の牡蠣が2023年にHACCP認証を取得し、フランス市場への輸出が進んでいることも強調しました。さらに、一流シェフであるソニア・ビシェ氏(※1)の手による美しい料理として提供されることで、広島県産の食材の多様な可能性が示されました。

湯﨑知事が現地で直接アピールしたことで、フランス人ソムリエやレストラン関係者などの専門家に広島の特産品の高品質と魅力をしっかりと伝えることができました。

 

Kura Master2025 写真

また、当日はソニア・ビシェ氏、グザビエ・チュイザ氏(※2)によって、牡蠣料理と日本酒の説明だけでなく、その歴史、ペアリングや広島県産日本酒と牡蠣の可能性が紹介され、さらに、ファブリス・ソミエ氏(※3)、フィリップ・トルサール氏(※4)など著名なソムリエからの応援メッセージもあり、会場は大いに盛り上がりました。

 

Kura Master2025 写真

このような取り組みを通じて、広島県の「牡蠣」と「日本酒」がさらに多くのフランス人に愛され、広まっていくことが期待されています。

 

Kura Master2025 写真

 

※1ソニア・ビシェ(Sonia Bichet)氏
M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を28歳の若さで受章したシェフであり、シャッカー(生牡蠣剥き)世界大会チャンピオン。

※2グザビエ・チュイザ(Xavier Thuizat)氏
Kura Masterの審査員長であるとともに、パリの5つ星ホテルのホテル・ド・クリヨンのヘッドソムリエ、エールフランス航空のヘッドソムリエも務める。

※3ファブリス・ソミエ(Fabrice Sommier)氏
フランス最優秀職人章(MOF)受賞のソムリエであり、ソムリエ業界のリーダーとして、フランスソムリエ協会会長を務める。

※4フィリップ・トルサール(Philippe Troussard)氏
フランス最優秀職人章(MOF)受賞のソムリエであり、ジュラ地方アルポワのレストラン「レコダリー」の経営者。広島県産日本酒ブランドアンバサダーを務めている。

Kura Master2025 日本酒と牡蠣の写真

 

■マスタークラスで提供された日本酒と料理

日本酒 ペアリング料理
・蔵元:藤井酒造株式会社
・銘柄:龍勢 ゆらぎの凪(生酛の純米酒)
・仏側販売者:UMAMI社
・Kura Master 2022生酛部門
ゴールドメダル受賞
広島県産牡蠣
牡蠣に軽く火を通し、日本酒(辛口、純米酒)と澄ましバターを使った、サバイヨンソースをかけ香ばしく焼き上げる。牡蠣の旨みを引き立てるまろやかでコクのあるソースと、柑橘の爽やかな香りが特徴。
・蔵元:盛川酒造株式会社
・銘柄:白鴻 純米大吟醸50「沙羅双樹」(純米大吟醸)
・仏側販売者:DUGAS社
・Kura Master 2017純米大吟醸酒部門ゴールドメダル受賞
フランス産魚介類(シャコの仲間)
軽く火を通したシャコにキャビアを添え、柑橘で風味付け。

 

 

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