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湯﨑知事がフランスで県産かきや日本酒などのトップセールスを行いました

広島食道

[投稿日]2024年01月25日

2023年5月、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が広島で開催されました。G7サミットでは、地元の食材や食文化をふんだんに盛り込んだ料理で“おもてなし”するのが通例で、G7広島サミットでも数々の逸品が取り揃えられ、広島が誇る食文化を全世界にアピールする絶好の機会となりました。

このサミット効果を逃さず、広島の魅力ある『食』のさらなる認知度向上・輸出拡大に繋げようと、湯﨑知事は2023年10月14日~17日の4日間に渡って美食の国・フランスに赴き、広島を代表する特産品である「かき」と「日本酒」についてトップセールスを行いました。

トップセールスとは、知事が先頭に立ってセールスマンとなり、県の魅力を現地の人々にアピールするもので、直接的な対話を通じて、県としての本気度を伝えるのが狙いです。

 

10月14日には、フランス中東部に位置する都市・ディジョンで開催されたブルゴーニュ・ジュラワインの即売会「Salon des vin Dijon」に参加し、広島から参加した蔵元とともに、広島の日本酒を来場者にPRしました。

広島県は、本イベントの主催者である独立系ワイン生産者組合「ブルゴーニュ・ジュラ地方連盟」と協定関係にあり、昨年に引き続き2度目の出展となります。

詳しくは昨年の記事をご覧ください。

 

ワインの名産地で日本酒をPR!ワイン即売会に初出展 | 広島食道 – 広島魅力向上を食で発信するプロジェクト – (hiroshima-shokudo.com)

 

広島県から知事がSAKEのPRに来る。このニュースは現地を駆け巡り、当日は多くの温かい歓迎を受け、フランスの方々の日本酒に対する関心の高さを肌で感じました。

会場では、知事自らが来場者に対して直接日本酒を振る舞うなど、積極的にPR。また、多数のメディアから取材を受け、「広島の日本酒はワインのように料理を引き立ててくれる。魚介料理、肉料理、チーズ、さらにはデザートにも合う。特にかきとの相性は抜群。広島の日本酒は実に多様なので、ペアリングを探すことにも興味を持ってほしい。フランスの皆さんの食への探求心に期待したい」と、広島の日本酒の素晴らしさをアピールしました。

トップセールスのニュースは地元有力紙の翌日の朝刊でも大きく取り上げられるなど、県産日本酒の認知度向上に確かな手ごたえを感じました。

10月15日には、パリ市内のミシュラン1つ星のフレンチレストラン「フルール・ド・パヴェ」に現地バイヤーやメディア等を招き、県産かきと日本酒のプロモーションイベントを行いました。

広島県では、国内生産量日本一を誇る「かき」を輸出における重点品目と位置づけ、2021年から海外への商流構築・販路拡大に取り組んでおり、2023年2月には、県内のかき事業者が世界で最も厳しい衛生管理基準といわれる『EUハサップ』を取得し、世界第2位の貿易圏であるEU市場に向けて輸出をスタートさせました。これは全国初となる取組であることから、こうした好機を逃さず、他県に先んじたEU市場でのシェア獲得を目指して、知事自らトップセールスを行いました。

フランスではかきは生食が一般的ですが、イベントでは火を通しても身が縮みにくい広島のかきの特徴を生かした一皿を提供。一流シェフの手によって美しい料理へと変貌を遂げた県産かき。イベント参加者からは「フランスではかきに白ワインを合わせるのが定番だが、かきと日本酒の相性の良さは、その固定概念を覆すものだった」と称賛を受けた他、「かきと日本酒のペアリングを推奨することで、より多くの販路を獲得できるだろう」といった声もあり、かきと日本酒のマリアージュは、舌の肥えたフランスの方々をも唸らせるほどの魅力があるのだと確信を持つことができました。

同日夜には、フランスにおける県産日本酒の販売パートナーである「デュガ社」と面談を行いました。デュガ社は、ワインショップなどの小売店を主な取引先に持つ大手酒類卸業者で、広島県とは2015年に予備的合意書を締結し、フランスにおける県産日本酒の販路拡大に連携して取り組んでいます。

デュガ社との商流構築は、県産日本酒の販売チャネルを獲得したというだけでなく、輸入材専門ではなく、現地の酒類卸業者でもワインと同様に日本酒を取り扱ってもらう仕組みを構築したという点においても、非常に大きな意味を持ちます。

このたびのトップセールスでは、フランスのみならず、EU全域への販路拡大を視野に入れ、改めて基本合意書を締結し、より強固な関係構築を図りました。

10月16日には、フランスを代表する週刊誌の観光部門の編集長との対談や、大手航空会社との協議を行うなど、県産かきや日本酒のプロモーションにとどまらず、広島県やせとうちエリアの魅力発信および誘客促進についてもトップセールスを行いました。

広島県では、このたびのトップセールスの成果を生かし、広島県のブランドステートメントの1つである「おいしい広島」の価値が定着・浸透するよう、引き続き県産かきおよび日本酒のブランド化に取り組んでいきます。

 

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